部屋の窓

脳性まひのぼくが、自分を愛するために、箸の先で書きつづる思い

こころのオアシス

哀愁漂うオッサンの夢 - イケメン少年へ

寒い冬に冷たい川で流され、慌てているところで目が覚めた。まだブルブルと寒気がしていた。いつも、こんなたぐいの夢ばかりだ。 きょうは、令和五年十二月二十一日である。今年も、あとわずかになった。 えいっ! かけ声をかけ、寝返り、横を向く。まくら元…

耳元でささやく声に

自宅でふとんに寝ていると、左の耳元で、女の人のささやく声がして、 「しんや、しんや…」 はっと目が覚めました。 時計をみると、六時四五分、あと十五分で起床時間です。部屋にはまだ、ぼくしかいません。 夏になると、〈ほんとにあった怖い話〉というオム…

天使の笑顔

夕べ、テレビをつけたら、〈卒業〉をテーマにした歌番組をやっていました。しみじみと、そんな季節なんだとひとりつぶやいていると、きいたことのある声がします。 曲の紹介をかね、それにまつわる思い出、視聴者からの投稿ですが、読みあげていたのは、あの…

生演奏を聴きながら…

指の動きが素早く、息をのんだ。 仙台を中心に活躍されているギタリスト、Tacchyさんの演奏の高度なテクニックが、車いすでいた席からよくみえた。 「こんど、生の音楽、聴きに行きませんか」 PCのハード面の調子がわるいとき、助けていただいている五十代…

湯船につかり…

湯船につかり、ふうっと息をつく。 そばで汗を拭いながら、ひとりで何か呟いている。 「あぁ、ぼくのほとばしる肉汁が、尾崎さんにかかってしまっては…」 「???」 風呂に入る日で、夜の八時にその介助にみえていた。いつも行儀よく正座し、 「きょうの入…

秋だから…

湯船につかり、ふうとひと息つく。 夜の八時過ぎである。入浴の介助でアパートにみえていた小太りの三十代の男のヘルパーさんが、 「こんど、またガッキーが出るドラマがあるので、楽しみなんです」 その女優さんがお気に入りのようで、細い目がうれしそうに…

あの子もどこかで…

街路樹の下の歩道を電動車いすで行く。葉ずれの音がして、枯れ葉が舞い散る。 平成二十二年十一月四日は青空が広がり、雲がゆっくり流れていた。 手続きの用があって、長町の銀行へ、ヘルパーさんについてもらって出かけた。 思いのほか早く済んだので、ショ…

コンサートや芝居が楽しめるレストランでゆっくりと…

心に沁みるピアノの音が、店内に響きわたっている。優しくつつんでくれるようなメロディーは、ショパンのノクターンだ。 弾いているのは、生まれつき右手首から先がない、という方で、左の五本指と、右の手首の先を使って器用に鍵盤をたたいている。ここまで…

心にしみる ギターと歌声

ボラさんに車いすを押してもらいながら、一番町の藤崎デパート前へ向う。 あたりがうす暗くなってきて、空気が冷たい。 雪がちらつきだした。歩行者天国のアーケードへ入ると、ブルーやオレンジ、赤の光が彩っている。 クリスマスツリーが、歩道や店々に飾ら…

恋人型ロボット

言ってほしいことをなんでも言ってくれて、いつもやさしくしてくれる。 そんな恋人ロボットがいたら、やっぱりうれしくなっちゃったりするのかなぁ。 先週の火曜日からはじまった「絶対彼氏」というテレビドラマをみながら、ふと思ったりする。 相武紗季さん…